30回岐阜県理学療法学会

 

関中央病院リハビリテーション科

 リハビリテーション科科長

学会長 中嶋 久雄

 

 

 

 

 

 この度、第30回岐阜県理学療法学会を2020216日に中部学院大学で開催させていただくこととなりました。学会テーマは地域に繋げる五輪の輪 ~リハビリテーションの今後の展望~といたしました。特別講演には長崎大学の沖田実教授をお招きし「新たな症候概念 “運動器不活動症候群”のメカニズムと治療戦略」について御講演頂きます。

 

 

 

 今回の学会テーマにもありますように2025年を間近に控え地域包括ケアシステムにおいて理学療法士は他職種と共同しQOL維持に貢献していかなくてはなりません。また、オリンピック、パラリンピックに向け我々の専門性を発揮し活躍の場を広げていかなくてはなりません。今後の診療報酬改定では地域包括ケア病棟でのリハビリテーションの包括から始まり、他の病床でも包括の議論がなされています。これまでの単位数という量から質が求められる時代になってきます。更には再生医療の発展によりこれまで回復が困難とされていた症例の改善例が報告されています。

 

 

 

 このように我々理学療法士を取り巻く環境は急速に変化しています。今後の展望を少しでも考えるきっかけになるような学会となることを願っています。

 

 

 

今回は岐阜県理学療法学会では初の大学での開催となります。会場は岐阜県の中心であり、関インターに近く遠方からも参加しやすくなっております。大学の教室で学生時代を思い出しながら活発な議論がされることを期待します。皆様のご参加を運営スタッフ一同心よりお待ちしております。